じゅん@投資家志望の投資日記

40代、資産運用に興味ある既婚リーマン。株、投資信託、純金・白金積立、外貨預金、ふるさと納税、ロボアドバイザー、クラウドファンディング等いろいろやってるブログです。

THEO[テオ]実践中。2018年11月運用報告書を受領しました


こんばんは。

10月から「メルマガ設定」の「THEOニュースレター」で確認をしている「月間運用状況レポート」ですが、11月運用報告書がお知らせに届いていました。

また仕様が変わったのかと思いましたが、今回は半期の運用報告書のようです。毎月の運用運用報告書は20日前後ですもんね。

中身を確認すると期間:2018/06/01~2018/11/30となっていました。この半年の報告書、42ページもあるんです。恐る恐る開いてみました(笑)。

2018年11月運用状況レポート

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グロース・ポートフォリオ(LGP)

6月~11月の6カ月間で、米国とブラジルの2市場を除き世界のほぼ全ての株式市場がマイナスとなったことを受け、グロース・ポートフォリオは日本円建てで小幅にマイナスとなった。

6月は、米国の経済指標の強さを中国・欧州との貿易摩擦が一部打ち消すこととなった。ポートフォリオ構成銘柄では米国株式(特にウエイトが高いバリュー株)がプラス寄与、アジア株(特に日本株)がマイナス寄与となった。

7月は、米国の好調な決算発表や米・欧州間の貿易協定を背景とした米国株(特にバリュー株)の力強い上昇と、インド株・台湾株の大きな上昇により、ポートフォリオは上昇した。構成銘柄でマイナスとなったETFはなかった。

8月は、米国・メキシコ間の貿易に関する合意の発表を受け米国株(特にアンダーウエイトのグロース株)が上昇したものの、トルコの通貨危機により欧州と新興国で株式が軟調となったため、ポートフォリオはほぼフラットだった。ただし、新興国で最もウエイトの大きいインド株と台湾株が比較的好調であったため、新興国全体のポートフォリオへの影響は限定的であった。

9月は、米国の利上げ懸念と米中間の貿易摩擦に起因する波乱があったが、ポートフォリオは米ドル建てでほぼフラットであった。唯一の大幅プラス寄与は、円安を受けて上昇した日本株、一方、唯一の大幅マイナス寄与は、突発的に発生した金融セクターの債務危機が足かせとなったインド株であった。

10月は、まず米国で(利上げと貿易摩擦の継続をきっかけとして)、次に世界的に、リスク資産の投げ売りにより株式が下落したことで、ポートフォリオは大きくマイナスになった。構成銘柄のETF全てが下落し、ウエイトが小さかったブラジル以外ほとんどが大きなマイナス寄与となった。インドは9月に既に大きく下落していたため、他の新興国よりも小さな下落にとどまった。

11月、米国の貿易に関する懸念と予想を下回るテクノロジー業界の決算により株式市場は再度急落したが、月末までに回復・上昇に転じ、ポートフォリオはここ6カ月では2番目に好調な結果となった。バリュー株が特に好調で、この傾向は多くの新興国、特にインドで顕著であった。一方、ドイツの経済成長の減速とイタリアの財政懸念により、欧州株はマイナス圏にとどまった。

インカム・ポートフォリオ(ICP)

6月~11月、インカムポートフォリオは3つのポートフォリオの中で最も実績が良かったもののドル建てでマイナスとなった。貿易摩擦による株式やコモディティの波乱及び一部の新興国の通貨危機が米国国債への逃避を招いた一方、金利上昇で米国国債は下落し、安全な投資先がほとんどない状況となった。

6月は、貿易関連のニュースから金利・信用スプレッドが上下に振れポートフォリオはドル建てでややマイナスだった。超長期金利が低下し長期米国国債がプラス寄与した一方、ハイイールド債と新興国債は信用スプレッド拡大により下落した。

7月、米欧間の関税に係る暫定合意後、投資家がリスク選好に転じハイイールド債や新興国債が上昇し、ポートフォリオは上昇した。米国金利上昇による米国国債の下落をクレジットETFの上昇が上回った。

8月、FRBが緩やかなペースの利上げ継続を示唆し市場予想よりもハト派寄りの姿勢と受け取られ、米国のイールドカーブが下方シフトしポートフォリオは上昇した。トルコリラ危機により新興国債・通貨やユーロ・欧州債が下落したが、構成銘柄で影響を受けたのは新興国債のみでポートフォリオへの影響は限定的であった。

9月、ポートフォリオは米国金利の急激な上昇により米ドル建てで下落した。この金利上昇は米国労働賃金の大幅な上昇とFRBによる12月の利上げ可能性の高まりの示唆に因るもので、長期債、特に長期米国国債が下落した。一方信用スプレッドは若干縮小し前月にやや売られた新興国債が反転上昇、投資対象銘柄の中で最も大きくプラス寄与した。

10月は、ポートフォリオがこの6カ月で最も大きく下落した。米国経済指標の強さが一因となり特に長期・超長期の米国金利が著しく上昇し債券価格は下落。更に、金利上昇が株式の売りや信用スプレッド拡大を招き、ハイイールド債や新興国債に大きく影響した。結果として短期米国国債を除く全ての投資対象銘柄が下落した。

11月、株式市場が再び軟調となり投資家が比較的安全な債券へ逃避したことで債券価格が上昇しポートフォリオは上昇した。FRB議長が利上げ停止が近いことを示唆したため金利は低下し米国国債は大きく上昇した。一方質への逃避により信用スプレッドは拡大し投資対象銘柄のハイイールド債と新興国債の全てがやや下落したが、ポートフォリオへの影響は限定的であった。

 

インフレヘッジ・ポートフォリオ(IHP)

6月~11月の6か月間で、米国の不動産を除く実物資産は非常に軟調な結果となった。これは、主に、過剰供給による原油価格の下落、米中間の貿易摩擦、中国の経済成長の減
速、米国の金利上昇、株式市場の下落が現物資産関連の株式に影響したことによるものである。

6月、金利がポートフォリオの変動の主な要因となった。短期金利の上昇により金価格が下落した一方、長期金利の低下により米国の不動産価格は金価格の下落分を上回る上昇となり、その結果、ポートフォリオはプラスとなった。

7月、トランプ大統領による中国からの輸入への関税という新たな脅威によりコモディティが下落したことや、米国金利の上昇が貴金属への逆風となったことから、ポートフォリオは米ドル建てで下落となった。

8月、ポートフォリオは米ドル建てでフラットとなった。米中間の貿易摩擦の継続と米ドルの上昇により一部のコモディティ(特に金属)が下落したが、一方で、米国からの原油供給減少及びイランに対する制裁により、原油が月末にかけて上昇し、また、米国物価連動国債や米国不動産も米国長期金利の低下の恩恵を受けて上昇したためである。

9月、米国金利の上昇が米国不動産および米国債券(物価連動国債含む)の下落要因となり、ポートフォリオは米ドル建てで下落となった。唯一の明るい材料は、原油在庫の減少、ハリケーン・フローレンスの被害、また原油価格上昇が許容可能であるとサウジアラビアが示唆したことを受けた、原油価格の上昇であった。

10月、2カ月連続で米国金利の上昇および株式市場の軟調が要因となってポートフォリオは下落したが、その下落幅は前月よりずっと拡大した。またこの金利上昇・株式下落に続く質への逃避は金以外の全ての実物資産価格の下落を招いた。さらに、OPECによる原油需要の減少予測に加え、中東以外の原油供給元からの攻勢や高い供給量を維持させようとするインド・米国からの政治的圧力により、原油の前月比の上昇分が打ち消されることとなった。

11月、ポートフォリオは米ドル建てで下落となった。要因は原油が2008年のリーマンショック以来最も悪かったことであるが、米国不動産の力強い反転上昇によりポートフォリオへの影響は一定程度打ち消される結果となった。

これまでも確認をしてきていた、毎月の月間運用報告書のまとめみたいな報告書ですね。6月から各月の動きが簡単に説明されています。この半年を簡単に振り返ると各セクターとも最初の1行ということになるんですね。

その後、取引明細(証券売買)、残高明細(証券)、残高明細(金銭)、受取分配金明細、運用報酬明細とこの半年の間の明細書が続くんですが、ここまで明細を載せて頂いたのなら、半年の累計くらい書いてくれたら親切だったのに・・・って思っちゃいました。

むしろ自分のExcelの方がまだ銘柄ごとに合計もして見やすいんじゃないって(笑)。その後、各ETFの銘柄ごとに、外部監査の状況が報告されています。これが42ページの正体でした。保有の有無にかかわらず、銘柄ごとに監査報告が12ページから最後まで続いています。THEOで取り扱いする銘柄のすべてが載っているってことですよね。ざっと確認してみたところ、61銘柄の報告がありました。今までのTHEOさんとの取引で自分はこれまで50銘柄の売買を行っていますが、残り11銘柄でコンプリートですね。

こうやって振り返るときにもExcelシートが役立って何よりです。

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