こんばんは。
毎月1回のTHEOの運用レポートです。
ここ最近はメールマガジンよりもアプリ上で気が付くことが多くなってきました。アプリのUIも見やすく、あまりパソコンで確認しなくてもいい気もしてきましたよ。
さてさて、簡単に確認です。
2019年12月運用レポート
グロース・ポートフォリオ(LGP)
グロース・ポートフォリオは米ドルベースで2.80%の上昇、円ベースでは1.97%の上昇となりました。
当月において、米中協議への「第一段階」合意の妥結の発表、及び、英国において保守党が過半数を獲得しBrexitへの見通しがより明確になったことを受けて、前月に続きリスク選好姿勢が続伸し、株式市場は総じて好調でした。ただし、年末にかけ、米国とイランの関係が悪化し、軍事衝突への恐れが急浮上したことを受け、株式市場の上げ幅は縮小されました。
保有銘柄内では上述の米国株式及びヨーロッパ株式が総じて好調でした。米国市場においては、米国大型バリュー株式が0.51%、米国中型バリュー株式が0.50%、米国小型バリュー株式が0.15%の寄与をそれぞれもたらしました。ヨーロッパ株式が特に好調で0.87%の寄与をもたらしました。同様に、先進国株式も好調で、日本株式が0.11%、アジア太平洋株式が0.16%、アジア太平洋株式(日本除く)が0.16%の寄与をもたらしました。その上、新興国株式も好調で、インド株式が0.11%、メキシコ株式が0.07%、中国株式が0.03%、韓国株式が0.07%の寄与をもたらしました。
月次のリアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。
米中協議への「第一段階」合意の妥協の発表、Brexitの見通しの明確化を受けて株式市場は総じて好調。
米国株式が2.80%のプラスに対し、日本株式は1.97%のプラスとなっています。前月に引き続き堅調に推移していますね。月次のリアロケーションによる変更もなく、至って平穏のようです。
インカム・ポートフォリオ(ICP)
インカム・ポートフォリオは米ドルベースで0.41%上昇し、円ベースでは0.40%の減少となりました。
当月においても、米中間関税協議「第一段階」合意の妥結の発表及び英国下院総選挙においての保守党の勝利が、市場の先行き不透明性を解消した結果、リスク選好姿勢が続伸しました。上述の英国下院総選挙の結果を受け、ヨーロッパの現地通貨建て債券が総じて好調でした。また、前月から続いた市場内でのリスクオン局面を受け、当月においてもクレジットリスクの高い債券が軒並み好調でした。
一方で、当月に長期金利が上昇した結果、満期の長い債券が総じて不調でした。
ポートフォリオの保有銘柄では、当月においてのリスクオン局面を受け、クレジットリスクの高い債券が好調で、米ドル建て短期ハイイールド社債が0.18%、米国シニアローンが0.08%の寄与をもたらしました。同様に、米ドル建て中期ハイイールド社債も好調で0.09%の寄与をもたらしました。その上、投資適格社債もクレジットスプレッド縮小を受け好調で、米ドル建て投資適格社債が0.13%、米ドル建て短期投資適格社債が0.04%の寄与をもたらしました。
当月においてユーロ及び円がドルに対して強まった影響も受け、日本及びヨーロッパ先進諸国の債券を組み入れた世界国債(米国を除く)も好調で0.05%の寄与をもたらしました。その一方、満期の長い債券が不調で、金利上昇の影響も大きく受けた米国国債7~10年が0.14%、米国超長期国債が0.08%のマイナスをもたらしました。
月次のリアロケーションおいて、米ドル建て中期ハイイールド社債を売却し、米国シニアローンを買い増しました。その他には、米国国債7-10年の比重を下げ、世界国債(米国除く)及び米国超長期債の比重を上げました。この結果、保有銘柄内での平均デュレーションは6.10年に上昇した中、ボンドイールド平均は2.91%に減少しました。
リスク先行姿勢が続伸しヨーロッパの現地通貨建て債券が好調な一方、長期金利の上昇に伴い満期の長い債券が総じて不調に。
インカムセクターはドル建てでは0.41%プラス、円建てでは0.40%のマイナス推移となっています。
このセクターは自分のポートフォリオの大半は投資適格債のSPABです。そのほか銘柄がには、VMBS、SJNK、BWXを保有していますが、保有口数もスクなく、あまり影響はありません。
インフレヘッジ・ポートフォリオ(IHP)
インフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで2.86%上昇し、円ベースでは2.03%上昇しました。
当月においては、短期金利が下落したことにより、金のキャリーオーバーコストが相対的に安くなり、金が好調でした。米中協議への「第一段階」合意妥結を受けて、市場内での今後の世界経済への展望が好転し、物価は総じて上昇しました。また、好調であった株式市場の影響を受け、インフラ関連株式、及び不動産関連株式も好調でした。
短期金利下落を受け、金が好調で0.56%の寄与をもたらしました。好調であった株式市場に後押しされ、エネルギー関連株式が1.05%の寄与、林業関連株式が0.07%、インフラ関連株式が0.24%、コモディティETFが0.55%の寄与をもたらしました。同様に、不動産関連株式が好調で米国不動産関連株式が0.05%の寄与をもたらしました。
なお、インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比0.86%の上昇、また8月の指数の前月比減少幅は0.1%の下方修正となっております。
当月のリアロケーションにおいて、物価連動債の比重を下げ、銀の比重をあげました。
短期金利の下落により、金のキャリーオーバーコストが相対的に安くなり好調。
インフレヘッジセクターはドル建てでは2.86%のプラス、円建てでは2.03%のプラス推移となっています。
全体のポートフォリオに対して10%程度で推移しているインフレヘッジセクターは、今月も自分のポートフォリオに大きな影響は特にありませんね。
各機能ポートフォリオの累積収益率
円建てとドル建ての両方の資産収益率の比較です。
12月も全セクターがプラス推移で終えています。
ここ最近はずっと好調でびっくりですね。毎月の動きに一喜一憂しても仕方ありませんが、値動きは気になっちゃいます。日々の動きにはあまり気にせずに、長期的な目線で毎月積み立て継続していきます。
*上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンス及び運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオのものです。モデルポートフォリオは、THEOの運用方針に基づき、弊社が実際に運用しているものです。各機能ポートフォリオは、300万円以上の資産残高となっています。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、配当再投資、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除後で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。
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