こんばんは。
保有している投資信託から運用報告書が届きました。SMTシリーズの新興国債券、日本株配当貴族、米国株配当貴族の3銘柄です。
SMTシリーズは全て2021年11月10日決算となっています。中身をサクッと確認します。
SMT 新興国債券インデックス・オープン
運用経過
騰落率:△0.4%
SBI証券で保有している25銘柄中で成績は上から18番目。前回と同じく18番目と半年前から変わりありませんでした。この半年の騰落率は前年の4.1%から一転、△0.4%とマイナス推移だったようです。
現在の新規の積み立ては停止し毎月定期売却を行っていますが、スイッチしたiFree 新興国債券インデックスより損益(%)はプラスで推移しています。
主な変動要因
当期の基準価額(分配金再投資ベース)は若干の下落となりました。
新興国為替市場では、2021年8月下旬にかけて、世界的な新型コロナウイルス変異株の感染拡大を背景にリスク回避姿勢が高まる中、新興国通貨は対円で軟調な動きとなりましたが、9月以降は、原油高の進行などが資源国通貨の上昇要因となり、米国株式が底堅く推移したことなどを背景としてリスク回避姿勢が和らいだことから、新興国通貨は概ね対円で上昇しました。
新興国債券市場では、2021年7月末にかけて新興国金利はレンジ内推移となりましたが、8月以降は欧米先進国で金融政策の正常化へ向けた動きにより金利上昇圧力が強まり、その流れは新興国債券市場に波及して、新興国金利が上昇(債券価格は下落)しました。基準価額は、為替市場動向が上昇要因、債券市場動向が下落要因となったことから、期を通じて概ねレンジ内推移が続き、前期末比では若干の下落となりました。
為替市場動向が上昇要因、債券市場動向が下落要因という綱引き状態でしたが、新興国金利が上昇が大きかったようですね。
今後の運用方針
今後の運用方針
主として、「新興国債券インデックス マザーファンド」の受益証券に投資し、JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。
1万口当たりの費用明細
今回の運用報告書の期間は2021年5月11日~2021年11月10日です。半年で実質コストは0.384%となります。2倍にすると1年間の実質コスト、年間で0.768%がコストとしてかかります。
SBI証券には信託報酬は0.66%と記載されていますので、弱冠下振れしています。
SMT 日本株配当貴族インデックス・オープン
運用経過
騰落率:△3.7%
こちらは2017年4月より積み立てを開始しています。同じ25銘柄の中で成績は上から17番目。含み益の出ている投資信託の中では、下位は債券セクターが占める中、株式セクターでは先日購入し始めたアライアンス-アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信D毎月H無予想分配金提示に次いで成績の悪い状態となっています。前期の騰落率は20.2%でしたが、今回は△3.7%とこちらもマイナスでした。
それでも損益は9.95%と含み益圏内では推移しています。
主な変動要因
ベンチマークであるS&P/JPX配当貴族指数(配当込み)の動きを反映して基準価額は変動し、期末は期首比で下落しました。
国内株式市場は、国内の新型コロナウイルスのワクチン接種進展が期待された一方で、新型コロナウイルス変異株への警戒感が高まったこと、首都圏などで緊急事態宣言が再度発令されたことなどが重石となり、期中にかけて上値の重い展開となりました。その後は、自民党総裁選への思惑や新政権による経済対策への期待などから大幅に上昇しました。期末にかけては、中国大手不動産開発会社の債務問題や米連邦政府
の債務上限問題、米長期金利の上昇などが懸念された一方で、衆議院議員総選挙の結果を受け政治の先行き不透明感が薄れたことなどが下支えとなり、一進一退の推移となりました。
毎年恒例ですが、いつもの簡素な変動要因です。投資環境の欄に運用経過の説明の詳細が記載されています。昨年に引き続き、コロナ禍では毎回どれも似たような感じですね。
今後の運用方針
今後の運用方針
日本株配当貴族インデックスマザーファンド受益証券への投資を通じて、主としてわが国の金融商品取引所等に上場している株式に投資し、S&P/JPX配当貴族指数(配当込み)に連動する投資成果を目指します。
1万口当たりの費用明細
今回の運用報告書の期間は2021年5月11日~2021年11月10日です。半年で実質コストは0.239%となります。こちらも2倍にすると1年間の実質コストということです。信託報酬は0.462%と記載されていますが、年間で0.478%がコストとしてかかります。
SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン
運用経過
騰落率:7.7%
こちらは日本株配当貴族と同時期に積み立てを開始しました。同じく25銘柄の中で成績は上から4番目。昨年の騰落率25.1%に対して、今回は7.7%とプラス推移ではありましたが、ちょっと物足りなく感じてしまいますね。
配当貴族指数銘柄として日本と米国の2種類を購入したのに、依然として米国>日本の関係性が続いています。同じ配当貴族指数の銘柄でも損益は日本株の9.95%に対して、米国株は50.54%と全く違った動きです。米国株配当貴族だけに絞っていたらよかったなぁという結果ですね。
主な変動要因
ベンチマークであるS&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)の動きを反映して、基準価額は上昇しました。
米国株式市場は上昇しました。
FOMC(米連邦公開市場委員会)参加者による利上げ予想時期の前倒しなどが嫌気される場面もありましたが、新型コロナウイルスのワクチン接種の進展を背景に経済正常化への期待が高まったことや米上院にて約1兆ドル規模のインフラ投資計画が可決されたことなどを受けて、8月中旬にかけて上昇しました。9月末にかけては、供給制約によるインフレ高止まりが懸念されたことや中国大手不動産開発会社の債務問題などが嫌気されて下落しましたが、期末にかけてはパウエルFRB(米連邦準備理事会)議長が利上げについて慎重な姿勢を示したことや、概ね良好な2021年7-9月期の企業決算などが好感されて上昇しました。
こちらも日本株配当貴族と同様にS&P500配当貴族指数の動きを反映して、と簡単に書かれていますが、同じく運用経過の説明には詳細に書かれていました。
今後の運用方針
今後の運用方針
米国株配当貴族インデックスマザーファンド受益証券への投資を通じて、主として米国の金融商品取引所等に上場している株式に投資し、S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指します。
1万口当たりの費用明細
今回の運用報告書の期間は2021年5月11日~2021年11月10日です。半年で実質コストは0.332%となります。こちらも2倍にすると1年間の実質コストということです。年間で0.664%がコストとしてかかります。
手数料は割安なインデックスファンドに比べると少し高めですが、しっかりと含み益推移であればあまり気になりません。
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