こんばんは。
ニューヨークも下げてるね〜。しばらく冬眠かなぁ(笑)。
— じゅん@投資家志望 (@jun_0017) 2020年1月27日
久しぶりに日経平均株価は続落ですね。先週末に確認したポートフォリオ一覧は堅調に資産増だったんですが、この月曜日と火曜日でしっかり資産減となっています。
自分の場合は、毎月コツコツ積み立て投資なので、特に変わったことをすることもなく、いつも通りに投資信託とTHEO、ポイント投資を行っていきます。とは言えいくら積み立て投資だから、と言っても今後の動向は気になります。
今回の株価の下落は新型コロナウイルスのアウトブレイクに伴うニューヨークの下落から始まりましたよね。過去にもSARS、MARSといったウイルス性の感染症はありましたよね。
ざっくりと過去に流行していた時期の日経平均と関連銘柄を調べてみました。
SARS、MARS、2019新型コロナウイルスのアウトブレイク中の日経平均株価
SARS(重症急性呼吸器症候群)
重症急性呼吸器症候群(じゅうしょう きゅうせい こきゅうき しょうこうぐん、英: Severe acute respiratory syndrome; SARS [sɑːz])は、SARSコロナウイルス (SARS coronavirus; SARS-CoV) によって引き起こされるウイルス性の呼吸器感染症である。動物起源の人獣共通感染症と考えられている。ウイルス特定までは、その症状などから、新型肺炎(しんがたはいえん)、非定型肺炎(ひていけいはいえん、英: Atypical Pneumonia)などの呼称が用いられた。
アウトブレイク*1
2002年11月から2003年7月にかけて、中華人民共和国南部を中心に発生
(日経平均月足:2002/10/31-2004/1/30)
この年はITバブルの崩壊を引きずる中、9.11のテロの翌年で株価は右肩下がりの推移の最中ですね。2001年12月にはエンロン破綻、2003年4月のソニーショックとマイナス材料ばかりが目立ちますが、7,603円を底に反発しています。
SARSによって株価が下落したというよりは、それ以上にマイナス材料があったようですね。株価が上げる理由も見当たらないというか・・・。SARSで株価が下がったとは言えなさそうですね。
MERS(中東呼吸器症候群)
中東呼吸器症候群(ちゅうとうこきゅうきしょうこうぐん、英語: Middle East respiratory syndrome, MERS マース)は、MERSコロナウイルスにより引き起こされる感染症。2012年に、中東へ渡航歴のある症例から発見された新種のコロナウイルスによる感染症であり、ロンドンで発見された。2015年には韓国で感染例、および、感染の拡大が認められていることから世界保健機関(WHO)は「緊急の注意を喚起する警告」を発した。
アウトブレイク
2015年5月から7月にかけて、韓国で発生
この年はアベノミクス相場で右肩上がりの途中ですね。2015年8月のチャイナショックにより株価は落ち込みますが、こちらもMERSが大きく株価に影響したようには見えません。
2019新型コロナウイルス
2019新型コロナウイルス(2019しんがたコロナウイルス、英: Novel coronavirus)は、世界保健機関によって2019-nCoVと定義され、また、武漢コロナウイルス(英: Wuhan coronavirus) 、武漢海鮮市場肺炎ウイルス、武漢肺炎ウイルスとしても知られている[3]。
2020年1月時点で、日本厚生労働省では単に「新型コロナウイルス」と呼んでいる。
アウトブレイク
2019年12月、中国武漢から現在拡大中。
さて、ここからどうなるんだろうというところですが、今回も2019新型コロナウイルスが株価に与える影響は少ないんじゃないかと楽観視しています。もちろん、今後も株価は下げる可能性もありますが、SARS、MARSのときと同様にコロナウイルスのアウトブレイク自体が原因とはならないような気がします。
日経平均チャート、歴史、世界の出来事等でGoogle先生に聞いて、過去のSARSやMARSの時期を確認してみましたが「SARS」、「MARS」に言及している解説図はなく、わざわざ下げた理由としても扱われていないようです。
マーケットの歴史-過去の相場を振り返る(1983年〜2017年)-|三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券で紹介されたコロナウイルス関連銘柄
1月22日にSBI証券の特集レポートにて関連銘柄が紹介されていました。今回の流行に対して短期では感染の防御に貢献しそうな銘柄が物色されてるとのこと。
日経平均自体への影響はそれほど大きくないようでしたが、個別株ではそれなりに動きがあったようですね。過去の「SARS」の流行の際と同様の銘柄が注目されているようですが、1週間経ってみてどうなったのかなぁというのも気になって確認してみました。
株式市場では、感染の防御に貢献しそうな銘柄が物色され、中には大きく値上がりする銘柄も出ています。基本的には「SARS」の流行時に注目された銘柄やインフルエンザ関連銘柄と同様の銘柄が注目されているようです。以下にご参考までに関連銘柄をご紹介します。コメントは投資のポイントになる参考情報で、その銘柄のすべてを表している訳ではありません。また、銘柄によってはすでに大きく値を上げている銘柄もあり、取り扱いにはご注意ください。
・高砂熱学工業(1969)~医療用簡易隔離フード
・明治ホールディングス(2269)~うがい薬で有名
・ダイワボウホールディングス(3107)~感染を防ぐマスク
・アゼアス(3161)~防護服。感染症防護対策キット
・帝国繊維(3302)~新型感染症対策製品
・大木ヘルスケアホールディングス(3417)~ウイルス除去製品
・川本産業(3604)~医療・衛生材料
・マナック(4364)~抗菌化スプレー
・日油(4403)~「万能ワクチン」の開発
・ニイタカ(4465)~消毒用アルコール。業務用ハンドソープ
・栄研化学(4549)~「SARS」で検出試薬
・大幸薬品(4574)~幅広い菌から守る薬品
・ミズホメディー(4595)~感染症迅速診断システム
・小林製薬(4967)~殺菌・除菌剤。のどぬ~るスプレー
・日本アビオニクス(6946)~体表温で計る発熱者スクリーニング
・興研(7963)~感染対策のマスク
・重松製作所(7980)~SARS、MERSなどの対策指定商品
・ユニ・チャーム(8113)~家庭用マスクでトップシェア
レポート翌日に単元株を購入したとの想定です。毎回、コツコツ積み立て投資の自分としては、こういった特集銘柄に飛び乗ることはありません。
今のところ大きく動いたのは川本産業(3604)と高砂熱学工業(1969)です。関連銘柄の中でも値が軽い銘柄から物色された感じですかね。川本産業は年初来安値は337円、一気に上げました。関連銘柄は短期的に資金が一気に入ってきているので、下げ出したら早いでしょうね。
将来、同じような感染症のアウトブレイクが起きた際の備忘録として、活用する日が来るかもしれない(笑)。
*1:国家もしくはいくつかの国家を含んだ地域内で流行している伝染病、あるいは世界的な病気の流行を示すパンデミックのことも指す。