こんばんは
SBI証券の重要なお知らせに確認をせずに放置をしているものがありました。「国内株式「SBBO-X」サービスご利用権獲得によるご利用お申し込みについて」というお知らせだったんですが、「SBBO-X」サービスを確認する時間がなく、いつの間にかお知らせが届いてから1ヶ月以上が経ってしまってました。
SBI証券を利用している方ってこの国内株式「SBBO-X」サービスって利用申し込みをされているんですかね?遅ればせながら、「SBBO-X」サービスが何かを調べながら申し込みを行ったので、その備忘録です。
国内株式「SBBO-X」サービスとは?
SBI証券のSBBO-Xのページに行きます。
より有利な約定機会の提供と一部の大口のお客さまの国内株式現物取引手数料の無料化を実現との説明があります。
「SBBO-X」(SBI Best Bid Offer)とは
「SBBO-X」(SBI Best Bid Offer)とは、国内株式現物取引における「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文」で発注された当社のお客さまの注文と、機関投資家の注文について、SBIプライム証券の提供するシステムによりマッチングを行い、取引所の立会外市場(ToSTNeT)で約定させる取引(いわゆる「ダークプール」)です。
SBBO-XとはSBI Best Bid Offerの略なんですね。市場の板以外でも約定することができるサービスのようですね。
SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文とは
SOR(スマート・オーダー・ルーティング)注文とは複数市場から最良の市場を選択して執行する形態の注文です。当社では、証券取引所(当社優先市場)と「ジャパンネクストPTS」の第1市場(J-Market)、および第2市場(X-Market)で提示されている気配価格等を監視し、原則、最良気配価格を提示する市場を判定して、自動的に注文を執行します。
複数の市場から最良の市場を選択して執行するってやつですね。早々優先市場から外れることはないとは思いますが、ときどきPTSになったりした覚えがあります。
ダークプールとは
ダークプールを検索すると日経のこんな記事がヒットしました。
ダークプールは証券会社が社内システムで投資家からの売りと買いの注文をつき合わせた上で、取引所で売買を成立させる仕組み。東京証券取引所などの取引所に直接つなぐのとは異なり、投資家が売り買いしたい値段である気配値が開示されない。外部からは事前に注文動向が見えず、株価に影響を与える大口注文でも他の取引参加者にさらさずに売買できる。
PTSの拡張版って感じの認識ですかね。
SBI証券の、国内株式「SBBO-X」のイメージはこのようになるそうです。
立会市場、PTS市場に加え、立会外市場でもマッチングする可能性が増し、より有利な条件で売買の成立する機会を増やすことができるんですね。
「SBBO-X」サービスのメリットは
ポイント1
より有利な条件で!
SBBO-Xの呼値は、取引所の呼値の概ね10分の1となっているため、取引所よりも有利な値段で約定する可能性が高まります。
※マッチングシステムでSBBO-X判定を行う時間帯は「8:58:00~11:29:59」および「12:28:00~14:59:59」(前場寄付値段、後場寄付値段決定までは除く)となります。ご注文の時間が上記以外の場合、証券取引所(当社優先市場)へ発注されます。
ポイント2
手数料が安い!
取引所またはPTSと同じ約定価格ならSBBO-Xで取引した方が手数料の分だけ利幅が大きくなり、投資効率が向上します。
ポイント3
手数料をより割安に!
SBBO-Xの利用対象のお客さまの国内現物株式の売買代金等に応じて、毎月4つのランクに応じたSBBO-X取引手数料を適用させていただきます。最上位ランクのプラチナとなったお客さまのSBBO-X取引手数料は無料とさせていただきます。
利用条件は
■個人のお客さま
20歳以上かつ国内現物株式の取引経験が1年以上■法人のお客さま
国内現物株式の取引経験が1年以上※月末時点で判定し、翌月の11営業日目よりご利用いただけます。
※国内現物株式の取引経験年数は、お客さま口座のご登録情報を元に判定いたします。
※投資経験は、自動更新されません。投資経験の更新は、口座管理>お客さま情報 設定・変更の投資に関するご質問より変更してください。
以前は利用するには資産要件をクリアしないといけなかったようですが、今は20歳以上で国内現物株式の取引経験が1年以上であれば対象となるようです。今までこのサービスを知らなかった自分にも、資産要件がなくなり、利用条件対象の拡大に伴って6月にお知らせが来たってことですね。
利用申し込みをしてみた
口座管理 > お客さま情報 設定・変更 > お取引関連・口座情報と順次クリックすれば、設定変更の画面にたどり着けます。現在の設定状況 利用しない となっている右の変更をクリックすると申し込み画面です。
上の日経新聞の記事内には気になることも書かれてましたが・・・。
金融庁が注目するのは、ダークプールでの取引が本当に有利な価格で成立しているのかという点だ。「価格改善の効果が曖昧で投資家保護の観点から問題がある」
頻繁に取引をするわけでもない自分の場合は、あまり気にすることもないかなぁと思ってそのまま申し込み完了しちゃいました。利用申し込みが出来るのなら、早速やっちゃえって感じです。
現物売買代金のランクによって手数料が割り引かれますし、大口さんは申し込んだ方がお得ですよね。自分の場合は、基本的に毎月、投資信託とロボアドが中心で、現物の株式はもう何年も購入していませんから、あまり意味はないかもしれませんけどね(笑)。