こんばんは。
先日、保険屋さんからどう思うか尋ねられたAB・米国成長株投信Dコース(H無)。
毎月分配の投資信託はいい印象がないために、これまで保有している投資信託は無配のものが多く、あまり知らない世界です。毎月分配のグロソブは悪だって頃のイメージが強いのです。
色々Google等で検索しても、なんだかピンとこなくて。ということで、ちょっと計算してみました。
AB・米国成長株投信Dコース(H無)の過去の基準額
AB・米国成長株投信Dコース(H無) 予想分配金【39312149】:時系列:投資信託 - Yahoo!ファイナンス
概要|アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型|基準価額一覧(国内投資信託)|アライアンス・バーンスタイン株式会社
基準価額、前日差、純資産はyahoo!ファイナンスから、分配金はアライアンス・バーンスタインの運用報告書から拾いました。
2014年9月1日に設定されていました。分配金がチャリンチャリンと出ているものの、単純に2021年10月1日時点で基準価額は12,432円なので、ずーっと保有していたとしてもしても損はしていなさそうですね。
初月に10,000円を投資していたとして、10月の評価額は12,432円と分配金をいただいているということですよね。これまでの累計の分配金は11,800円。2.4倍にはなっている計算ですね。
毎月1万円の積み立てを行った場合
毎月1万円ずつ積み立て投資を行った場合を計算してみました。積立口数は基準価額を10,000円で割ったもので計算しています。
第85期の基準価額は12,432円なので、
10,000円 ÷ 12,432円 = 0.804375804口
第84期はの基準価額は11,920円なので、
10,000円 ÷ 11,920円 = 0.838926174口
というように計算しています。
累計保有口数はそれぞれ積立口数の累計、評価額は累計保有口数と基準価額で計算しています。
第85期の評価額は、
12,432円 × 79.68854072口 = 990687.9382円
第84期の評価額は、
11,920円 × 78.88416491口 = 940299.2457円
というように計算しています。
損益は第66期の△61437.43311円と最大積立額の6ヶ月以上の評価損になっていることもありますが、第83期には158901.0106円、直近第85期であれば130687.9382円となります。
分配金については、受領した分配金に保有口数を掛けて計算しています。
第85期の分配金は、
300円 × 79.68854072口 = 23906.56221円
第84期の評価額は、
300円 × 78.88416491口 = 23665.24947円
というように計算しています。
分配金の受領した日の基準価額とは相違があるので、ざっくり計算ですが、分配金の累計金額は567474.7418円となります。
分配金を再投資した場合
毎月1万円の投資は変えず、分配金をそのまま再投資に回した場合も計算してみました。
分配金の口数については、受領した分配金を基準価額で割って計算しています。
第85期の分配金口数は、
23906.56221円 ÷ 12,432円 = 1.922986021口
第85期の分配金口数は、
23665.24947円 × 11,920円 = 1.985339721口
というように計算しています。
累計分配金口数は49.68651986口となるようです。
また分配金再投資後の第85期の評価額は、
12,432円 × 127.4520746口 = 1584484.191円
分配金再投資後の第84期の評価額は、
11,920円 × 124.662359口 = 1485975.32円
というように計算しています。
分配金再投資後の損益は直近第85期であれば724484.1908円となります。
AB・米国成長株投信Dコース(H無)を積み立てていたら儲かっていた
結構細かく計算をしてみましたが(この計算が間違っていないとして)、設定日の2014年9月から毎月積立投資を行っていたら、しっかりと利益が出ていたようですね。
毎月分配金の投資信託は個人的にいいイメージはありませんでしたが、基準価額が半減しているような銘柄がそれに該当するようですね。基準価額をしっかりと維持しつつも、分配金を毎月分配金を受領し続けるのであれば、問題はなさそうです。調べているうちに、魅力的に感じるようになりました。
考え方や計算が間違っているような場合は、是非教えてくださいヾ(*´∀`*)ノキャッキャ♪