こんばんは。
先日から地銀、ネット証券と来て、今回はメガバンク3行が、自行の窓口で投信を買い、今年3月末時点で保有している顧客の運用成績を開示しています。
Yahoo!ニュースのコメント欄で色々書かれていますが、一括で購入しているのか、積立購入しているのか、保有期間はどれくらいなのか、保有銘柄の種類はどのようなものなのか、すべてを確認しないとこの記事だけでは分からない気もしますが・・・。これだけで投資は損をするって風潮は嫌ですね。奥様がこのニュースを見た反応も気になります(笑)。
投資信託を窓口購入して3月末時点で保有している顧客の中で、損をしている4割と、0円または含み益の6割の違いが、何か違うのかがはっきりと開示されていると投信の販売会社を選ぶ参考にはなりそうですよね。この開示情報って見れるんでしょうか。高い買い付け手数料だったり、信託報酬の投信で損をしているのなら、やっぱりってなりそうですけど。
さてさて、今回は大和-iFree 新興国債券インデックスから運用報告書の交付です。
大和-iFree 新興国債券インデックスから運用報告書が交付
2018年07月05日決算です。
大和-iFree 新興国債券インデックス
運用経過
騰落率:△5.2%
今期の騰落率は△5.2%。直近に運用報告書をもらった日興-インデックスファンド225は、15.2%でしたが、債券セクターは今は成績が悪いですね。特に新興国債券は厳しい状況です。
こちらは2018年1月から三井住友TAM-SMT 新興国債券インデックス・オープンに代わって積み立てを行っています。今日現在の損益は-8.42%。SBI証券で購入している24銘柄中で成績はワースト1位、長らくファイブスター-ファイブスター・バリコレ・ファンドの指定席が最下位となっていたのに、ここ最近最下位に転げ落ちていました。
主な変動要因
基準価格の主な変動要因
投資している債権の利息収入はプラス要因となったものの、債券価格の下落(金利は上昇)および新興国通貨の対円為替レートの下落がマイナス要因となり、基準価格は下落しました。詳しくは「投資環境について」をご参照ください。
投資環境について
新興国債券市況
新興国債券市況は、個別国要因でまちまちの展開となりました。
米国の利上げを受けて、米ドル高観測により新興国市場の資金流出懸念が高まったことが、新興国債券の金利上昇の材料となりました。国別では、財政難が懸念されたアルゼンチン、外国投資家による国際保有比率が高いインドネシア、高インフレ率と中央銀行の独立性が脅かされる懸念が高まったトルコ、NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉が停滞しているメキシコの国債が売られ、金利が上昇しました。南アフリカは政権交代が好感されたことから国債が買われ、金利は低下しました。
債券相場
新興国為替相場は、多くの通貨が対円で下落しました。
米ドル高観測により新興国市場の資金流出懸念が高まったことに加えて、米ドル円の円高傾向も、新興国通貨の下落要因になりました。通貨別では、財政難が懸念されたアルゼンチン・ペソ、資金流出懸念が高まったインドネシア・ルピア、高インフレ率と中央銀行の独立性が脅かされる懸念が高まったトルコ・リラ、NAFTA再交渉が停滞しているメキシコ・ペソ、年金改革の頓挫に加えてトラック運転手によるストライキの影響が経済に幅広く悪影響を与えたブラジル・レアル、米国による経済制裁が強化されたロシア・ルーブルなどが下落しました。
2017年7月から今年の7月までの振り返りですね。アルゼンチンやトルコなんかは今でもまだまだホットな話題ですが・・・。
今後の運用方針
(当ファンド)
当ファンドの商品性格に鑑み、引き続き、「ダイワ新興国債券インデックス・マザーファンド」の受益証券を高位で組み入れ、ベンチマークに連動する投資成果をめざします。(ダイワ新興国債券インデックス・マザーファンド)
今後も、ファンドの比率をベンチマークに極力近づけ、かつ、ファンドとベンチマークの金利変動に対する価格感応度を近づけることにより、ベンチマークに連動する投資成果をめざします。
1万口当たりの費用明細
1年間の実質コストは0.414%です。信託報酬は0.2376%とありましたが、その他費用が0.176%もかかっていますね。その他、費用を含めて合計で0.414%。
今まで保有していた銘柄を、売却して新しい銘柄をそのまま購入するのか、それとも保有し続けるのか、分散して売却をするのか、結構悩みましたが、乗り換える前の三井住友TAM-SMT 新興国債券インデックス・オープンは信託報酬が0.648%、その他の費用が0.118%と合計0.766%でした。加えて解約時には信託財産留保額が0.3%がかかりますので、いずれ手数料の安いファンドに移ったことがメリットとなればいいですね。