こんにちは。
毎月コツコツ分配金を受領しているクラウドバンクですが、新たなサービス展開のお知らせメールが届いていました。
米ドルによる募集・運用ファンドと円 ⇔米ドル両替サービスを近日中に公開するとのことでした。
業界初!! 「クラウドバンク」が「米ドルによる募集・運用ファンド」および「円⇔米ドルの両替サービス」を近日中に開始!
日本クラウド証券が募集の取扱いを行う「クラウドバンク」では、お客様から日本円による出資の募集を行い、主に国内企業に対して日本円による融資を行うことで当該出資金を運用してまいりました。
今後、更に「クラウドバンク」による資産運用の選択肢を広げていただくことを目的として、お客様から米ドルによる出資の募集を行い、日本国内外の企業等に対し米ドル融資による運用を行うタイプの全く新しい「クラウドバンク」ファンドの提供開始を予定しております。
また、これに合わせ、「クラウドバンク」において、お客様の日本円による預り金を米ドルに両替できるサービスを近日中にリリースいたします。
これまで、国内の融資型クラウドファンディング業界において、お客様からの日本円による出資の募集を行い、日本国外の企業等に対し米ドル融資による運用を行うサービスは複数ご提供されておりました。しかしながら、融資先から米ドルによる利息支払・元金返済が行われた時点の為替相場によって、お客様が日本円で受け取る分配金や償還金が大きく変動するリスクが存在しておりました。
当社が提供を予定している「米ドルによる募集・運用ファンド」では、当社のクラウドファンディング口座において、お客様は米ドルにて出資し、米ドルのまま分配金や償還金を受け取ることができるため、為替リスクを受けることなく(※1)、米ドルによる資産運用が可能となる国内融資型クラウドファンディング業界初(当社調べ ※2)のサービスとなります。
なお、「円⇔米ドルの両替サービス」においては、店頭外国為替証拠金取引業者であるセントラル短資FX株式会社のサービスを利用し、両替時のコスト負担を抑えた低スプレッド(通貨の売値と買値の差)の両替価格の提供を予定しております。
「米ドルによる募集・運用ファンド」および「円⇔米ドルの両替サービス」の開始時期につきましては、別途、クラウドバンクWEBサイト上で公開いたします。
※1 現時点では、当社のクラウドファンディング口座への入金は日本円のみ受け付けており、当該クラウドファンディング口座からの出金も日本円のみとなるため、米ドル建の預り金をお客様名義の銀行口座等に出金する場合には、クラウドファンディング口座内で米ドルを日本円に両替する必要があります。お客様がクラウドファンディング口座内で日本円から米ドルに両替し、一定期間経過後に米ドルを日本円に両替する場合、その一定期間において為替相場は変動しておりますので、その点はご留意ください。
※2 日本国内で融資型クラウドファンディング事業を展開しているものとして当社が認識している23サービスに対する2018年5月31日時点での調査に基づきます。
気になった点
ドルでの入出金ができない
※1 現時点では、当社のクラウドファンディング口座への入金は日本円のみ受け付けており、当該クラウドファンディング口座からの出金も日本円のみとなるため、米ドル建の預り金をお客様名義の銀行口座等に出金する場合には、クラウドファンディング口座内で米ドルを日本円に両替する必要があります。
米ドルにて出資し、米ドルのまま分配金や償還金を受け取ることができるため、為替リスクを受けることなく、米ドルによる資産運用が可能となるとありますが、クラウドバンク口座にどうやって米ドルを入金するんだろう、って真っ先に思いました。
口座内に眠っている米ドルがある場合は、クラウドバンクに入金して米ドルで運用ができれば、ニーズはあるかなぁと。自分もAppleからもらっている配当金を一度も出金せずに米ドルのまま放置をしていましたからね。(現在は外貨建てMMFに替えていますけど。)ただ、現時点では日本円のみの入出金とのこと。これで為替リスクを受けないというのはなんとも・・・。
①円で入金して米ドルに替える(為替リスクあり)
②米ドルで米ドルによる募集・運用ファンドに投資する(為替リスクなし)
③米ドルで受け取った分配金、償還金を円に替えて出金する(為替リスクあり)
上のお知らせで謳われている為替リスクなしというのは、②の箇所のことのみですよね。その前後に為替リスクがしっかりと発生するのに為替リスクがないような書き方。気になりますね。もちろん注釈は書かれていますし、普通に気付くことではありますが・・・。②だけ見ると為替リスクはないかもしれませんが、①〜③の全体で見るのがこの投資の流れではないですかね??
両替サービスのスプレッドはいくらか?
「円⇔米ドルの両替サービス」においては、店頭外国為替証拠金取引業者であるセントラル短資FX株式会社のサービスを利用し、両替時のコスト負担を抑えた低スプレッド(通貨の売値と買値の差)の両替価格の提供を予定しております。
みずほ銀行の両替相場はスプレッドが往復6円も掛かります。銀行で両替をしようと思うとなかなかコストが高いんですよね。100米ドルを両替しようと思うと600円、1,000米ドルを両替しようと思うと6,000円、10,000米ドルを両替しようと思うと60,000円のコストが発生します。
セントラル短資FXの米ドルのスプレッドを確認すると0.3銭。これは片道ですかね。
このスプレッドが適応されるのなら両替コストは、通常の両替を考えると非常に安価です。実際には「両替時のコスト負担を抑えた低スプレッドの両替価格の提供を予定」とのことで詳細が未定なので気になるところです。この両替コストと仮定して米ドルでの入出金が出来るようになれば、米ドル調達は魅力的に感じますけどね。
このリリースは近日中に公開予定とのことで、続報を待ちたいと思います。
現在保有している運用中ファンド
現在のクラウドバンクでの保有ファンドは不動産担保型ローンファンド第129号(オリックス銀行 融資内定済不動産案件付きファンド)(目標利回り5.1%)、風力発電ファンド87号(目標利回り6.7%)、中小企業支援型ローンファンド第329号(目標利回り6.5%)、風力発電ファンド104号(目標利回り6.4%)の4本となっています。
「米ドルによる募集・運用ファンド」および「円⇔米ドルの両替サービス」がサービスインしたときには、また詳細を確認したいと思います。