年明けの相場は全く安定感なく、下げ下げが続いていますね。
ただじーっと資産がゆっくり減っているのを見ている自分です。
早く上に反発するきっかけが欲しいところですが、なんとかなりませんかね(笑)??
先日確定拠出年金の検討をエントリにて書きました。
SBI証券と野村證券の資料が出揃ったところでコストを比較してみました。
確定拠出年金の初期手数料
まずSBI証券、野村證券ともに確定拠出年金を始めるときには初期手数料がかかります。
それぞれ国民年金基金連合会に同額の2,777円。
そしてSBI証券は運営管理機関(SBI証券)に1,080円余計にかかるようです。
初期費用は野村證券の優勢ですね。
確定拠出年金の口座管理料
口座を維持するために月々の手数料も発生します。
下の表の金額が毎月掛かる口座管理料です。
国民年金基金連合会、各信託銀行への支払額は同額です。
そして運営管理手数料も表の金額自体は同額ですね。
ただし、※1の運営管理手数料はSBI証券の場合、個人別管理資産が50万円以上で無料となります。
そこで計算してみました。
前提として今年の4月から23,000円を毎月拠出開始と想定をして、60歳の誕生日月までをカウントしてみました。
合計で308ヶ月間拠出を続けることになります。
その結果・・・。
野村證券の場合は上の表にそれぞれ308回を掛けたものになります。
SBI証券の場合は22ヶ月目で50万円を突破するので21回を掛けたものになります。
生涯合計手数料って嫌な響きですね(笑)。
SBI証券と野村證券では固定費の部分で98,532円もの差が出ました。
口座管理料ではSBI証券に軍配ですね。
308ヶ月もの期間になると月々324円でもバカになりませんね。
ここまでが確定拠出年金制度自体のコストになります。
運用商品の信託報酬、信託財産保留額
次に投資信託を毎月買っていくわけですから、
それぞれの投資信託の信託報酬、信託財産保留額も考慮してみましょう。
信託報酬は毎年期末、または信託終了時に支払われます。
また信託財産保留額は解約時に支払われます。
そこで確定拠出年金で年利5%で運用ができたと仮定します。
拠出金額:23,000円/月
期間:308ヶ月
=FV(0.05/12,308,-23000)で計算しました。
14,346,700円。
拠出金額は23,000円*308ヶ月で7,084,000円ですから、
複利の威力発揮ってところですね。
そこで信託報酬を比較してみます。
SBI証券
野村證券
ざっくりとその年の12月時点の資産額に信託報酬を計算して合計したものです。また信託財産留保額は60歳になった際の資産額で計算しています。
その差は215,496円となっています。
上の生涯合計手数料では98,532円もSBI証券がお得だったのに、
運用商品によっては合計124,137円野村證券がお得ということになります。
運用商品選びが大事
毎月のランニングで掛かる口座管理料はSBI証券が断然お得ですが、
運用商品によってはそのお得分を全く無意味にしてしまうことが分かりました。
信託報酬が割安な運用商品を選ぶことが大事ですね。
0.2%〜1.7%と様々です。
上の比較に出したSBI証券のセレブライフ・ストーリーは運用機関によって投資対象を変えてくれる楽ちんプランです。
若いときはリスク資産の占める割合が高め、
リタイア時期が近づいてくると債券等の比率が高くなりリスクを抑えていく商品です。
今行っている13個の積立投信のように、自分で商品を選んで運用比率をいじっていけばもっと手数料は抑えられるでしょうね。
最後に、上の手数料金額は一応考えて試算していますが、
信託報酬を考慮して複利計算ができていません。
計算式が思いつきませんでしたヾ(*´∀`*)ノキャッキャ♪
分かる方がいらっしゃったら教えてください。
また手数料金額の表はあくまで個人の試算なので、
ご自身の自己責任において再度ご検討くださいね!!!