こんばんは。
毎月1回のTHEOの運用レポートです。今月もTHEOからのメルマガでちゃんと確認しています。分かりやすいように、専門用語等を使わない表現でのマンスリーレポートがありましたが、今月から一本化されたようです。
※今月より「〜もっとわかりやすい〜マンスリーレポート」と通常のマンスリーレポートを一本化してお届けしています。これからも、よりわかりやすいレポートを配信できるよう取り組んでまいります。
さてさて、簡単に確認です。
2021年4月運用レポート
グロース・ポートフォリオ(LGP)
3つの機能ポートフォリオのうち、成長株式を中心として組入れているグロース・ポートフォリオは米ドルベースで2.29%の上昇、円ベースでは0.99%の上昇となりました。
米国では、新型コロナワクチン接種が進展していることから経済が正常化することへの期待が高まっています。加えて、主要経済指標が堅調な結果であったことや好調な企業決算も追い風となり株価を押し上げる要因となりました。今後、大規模なインフラ投資が計画されていることやワクチン接種のさらなる拡大により経済活動の制限が緩和されることで、人の移動が活発化することが期待され、足元の堅調な状況は継続するものと思われます。
グロース・ポートフォリオは米国株式を多く含むことから、地域別の寄与度をみると、米国株式が2.16%と大きくプラス寄与しました。
また、新興国のうち台湾株式については+0.53%と堅調であった一方で、インド株式は-0.10%、中国株式は-0.11%とマイナス寄与となりました。日本株式については-0.30%となりました。米国市場の内訳では、米国大型成長株式が+1.00%、米国中型成長株式は+0.21%、米国大型バリュー株式は+0.71%の寄与と大型株が軒並み堅調となりました。また、米国ESG株式については+0.24%の寄与となりました。
米国でのワクチン接種の進展から経済正常化への期待が高まり、主要経済指標も堅調な結果だったことで上昇。
今月も米ドル建て、円建てともに堅調でした。グロース・ポートフォリオは米ドルベースで2.29%、円ベースでは0.99%。先月程の大きな推移ではなかったものの、今月も上昇しています。
今日時点では米国成長株のSPYG、米国の大型の割安株のVTV、日本株のEWJ、中国大型株のFXI、台湾の大型・中型株のEWT、インド株のEPI、ユーロ圏の大型株のVGK、新興国株式のVWO、米国割安株のSPYVの9銘柄を保有しています。
インカム・ポートフォリオ(ICP)
安定した資産成長を目指すため債券を中心に組み入れているインカム・ポートフォリオは米ドルベースで1.14%の上昇、円ベースでは-0.13%の下落となりました。
4月は、超長期国債を中心に上昇しました。これは、米国市場で月末にかけて長期金利が低下したことや当面の需給の良さが意識され国債の買いが優勢となったためです。また、米国では、大規模なインフラ投資計画の公表や好調な経済指標、ワクチン接種の進展など経済活動の正常化に向かう様子が見られる中、大型経済対策の支出が増税で賄われることの懸念などから債券先物の空売りも見られました。そうした主体のポジション調整による買戻しも金利低下の一要因と考えられます。
このように、長期の米国国債金利が低下したことから、満期の長い債券が総じて好調となり、米国超長期国債(20年超)は+0.40%、米国債7‐10年は+0.19%の寄与となりました。
その他、クレジットリスクの高い債券や短期の債券も堅調であり、寄与度が高い順に、モーゲージ証券が+0.12%、短期ハイイールド債券が+0.08%、シニアローンが+0.07%、投資適格社債が+0.04%と全体的にプラス寄与となりました。また、米国以外では、世界国債が+0.24%の寄与となりました。なお、当月においては、リアロケーションを行いポジションの変更を行いました。
超長期国債を中心に上昇。米国市場で長期金利が低下したことや当面の需給の良さが意識され国債の買いが優勢となった。
インカムセクターは3ヵ月連続で、ドルベースは続落、円ベースは続伸となっていましたが、今月は米ドルベースで1.14%上昇し、円ベースでは0.13%の下落となっています。
今月はリアロケーションによるポジションの変更が行われたようですが、どのように変更されたのかは分かりませんね。このセクターは自分のポートフォリオは全体の3割程を資産運用方針としています。
今日現在で、米ドル建ての残存0-5年のハイイールド社債のSJNK、住宅ローン担保証券のVMBS、残存期間3-10年超の米国債のVGIT、残存期間10年超の米国債のSPTL、先進国国債のBWX、米ドル建ての投資適格債のSPABの6銘柄を保有しています。インカムセクターは保有銘柄に変更はありませんでした。
インフレヘッジ・ポートフォリオ(IHP)
物価変動による影響から資産を守る目的のインフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで4.07%上昇し、円ベースでは2.76%上昇しました。
米国では、大規模なインフラ投資計画の公表やワクチン接種の進展などから、新しい雇用が生み出されることが期待され、景気回復期待が高まっています。経済活動の制限が緩和されることで、人の移動が活発化し、オフィスや小売り業の業績先行きに対する懸念も後退しました。それに伴い不動産を中心として、インフラ周りや金、銀といった実物資産へも資金が流れたと考えられます。
その結果、実物資産関連の株式も上昇傾向にあり、特に4月は米国不動産関連株式が+2.37%と好調でした。以下、寄与度別には、金が+0.83%、銀が+0.31%、グローバル・インフラ関連株式が+0.28%、米国物価連動国債が+0.22%、世界不動産関連株式が+0.18%、エネルギー関連株式が+0.07%と寄与しました。一方で、クリーン・エネルギー関連株式については、3月まで高値で推移していた反動からやや下落し、-0.19%とマイナス寄与となりました。
なお、インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比2.43%の上昇となっています。
米国での景気回復期待の高まり、経済活動制限の緩和などにより実物資産へ資金が流れた。
インフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで4.07%下落し、円ベースでは2.76%上昇となっています。
全体のポートフォリオに対して1割程度で推移しているインフレヘッジセクターは、米国リート・不動産株のXLRE、金のGLDM、エネルギー関連株式のIXC、物価連動国債のVTIPの4銘柄の保有となっています。先月と特に変更はなさそうです。
各機能ポートフォリオの累積収益率
円建てとドル建ての両方の資産収益率の比較です。
トータルでは前月と大きな変化はなく推移しています。まだまだ売却は行わずに様子見を続けています。
※上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンス及び運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオのものです。モデルポートフォリオは、THEOの運用方針に基づき、弊社が実際に運用しているものです。各機能ポートフォリオは、300万円以上の資産残高となっています。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、配当再投資、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除後で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。
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