こんばんは。
毎月1回のTHEOの運用レポートです。今月もTHEOからのメルマガでちゃんと確認しています。分かりやすいように、専門用語等を使わない表現でのマンスリーレポートが掲載されています。今月は動画の掲載がなくなりましたね。
さてさて、簡単に確認です。
2021年2月運用レポート
グロース・ポートフォリオ(LGP)
グロース・ポートフォリオは米ドルベースで2.41%の上昇、円ベースでは4.22%の上昇となりました。
米国にて経済支援策の成立及びにワクチン接種の拡大に伴い経済が正常化することへの期待から投資家の選好はリスクオンとなりました。月末にかけては、米国長期国債金利が急上昇した影響を受け、金利上昇の影響を受けやすいグロース株式を中心に下落しました。
地域別の寄与度をみると、米国株式が1.19%、日本株式が0.35%のプラス寄与となりました。
また、新興国株式も好調であり、インド株式は0.48%、台湾株式は0.38%のプラス寄与となりました。一方、中国株式については-0.09%の寄与となりました。米国市場の内訳では、米国大型成長株式が-0.02%の寄与となりましたが、一方で、米国中型成長株式0.15%、米国大型バリュー株式は0.96%、米国ESG株式は0.11%とプラス寄与しました。
当月においては、リアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。
米国にて経済支援策の成立及びにワクチン接種の拡大に伴い、経済が正常化することへの期待から投資家の選好ははリスクオンとなった。
今月も米ドル建て、円建てともに堅調でした。グロース・ポートフォリオは米ドルベースで2.41%、円ベースでは4.22%。特に円ベースが上昇していました。
今月は特にリアケーションはありませんでした。
今日時点では米国成長株のSPYG、日本株のEWJ、米国の大型の割安株のVTV、中国大型株のFXI、インド株のEPI、台湾の大型・中型株のEWT、新興国株式のVWO、米国割安株のSPYVの8銘柄を保有しています。先月とポートフォリオは変わりありません。
インカム・ポートフォリオ(ICP)
インカム・ポートフォリオは米ドルベースで1.79%下落し、円ベースでは0.06%の下落となりました。
米国にて経済支援策の成立及びにワクチン接種の拡大に伴い経済が正常化することへの期待から投資家の選好はリスクオンとなり、クレジットスプレッドが縮小しました。月末にかけては、経済支援策が及ぼす長期的な財政への圧迫および量的緩和縮小への懸念が高まり、米国長期国債を中心に米国国債金利が急上昇しました。
比較的満期が短く、リスクの高い債券は好調となり、米国短期ハイイールド債券は0.08%のプラス寄与、米国シニアローンは0.06%のプラス寄与となりました。他方、米ドル建て短期投資適格社債については-0.03%の寄与となりました。米国国債金利が大幅に上昇したことから、満期の長い債券は総じて不調となり、米ドル建て投資適格社債は-0.13%、米国7-10年国債は-0.43%、米国超長期国債は-0.95%の寄与となりました。その他では、米ドル建てモーゲージ証券が-0.17%の寄与となりました。
当月においては、リアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。そのため、保有銘柄内での平均デュレーションは7.30年に減少し、ボンドイールドの平均* は2.12%に上昇しました。
*ボンドイールドの平均:各保有銘柄YTM(Yield-to-Maturity/最終利回り)の加重平均
米国にて経済支援策の成立及びにワクチン接種の拡大に伴い、経済が正常化することへの期待から投資家選好はリスクオンとなり、クレジットスプレッドは縮小。
インカムセクターは前月同様、ドルベースは続落、円ベースは続伸となっています。今月は米ドルベースで1.79%減少し、円ベースでは0.06%の上昇となっています。
こちらもリアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。
このセクターは自分のポートフォリオは全体の3割程を資産運用方針としています。今日現在で、住宅ローン担保証券のVMBS、米ドル建ての残存0-5年のハイイールド社債のSJNK、米ドル建ての投資適格債のSPAB、残存期間3-10年超の米国債のVGIT、残存期間10年超の米国債のSPTL、先進国国債のBWXの6銘柄を保有しています。インカムセクターも保有銘柄に変更はありません。
インフレヘッジ・ポートフォリオ(IHP)
インフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで0.76%上昇し、円ベースでは2.54%上昇しました。
1月に引き続き、新型コロナウイルスワクチン接種の拡大に伴い、経済の正常化への期待が高まる中、物価は総じて上昇しました。経済活動の再開に伴い原油需要が引き続き高まる中、米国テキサス州での大寒波の影響を受け、需給が逼迫し、原油価格が急騰することとなりました。また、投資家の選好がリスクオンとなり、安全資産である金及び銀が下落した一方で、不動産関連株式については上昇しました。
原油価格の急騰を受け、エネルギー関連株式については2.26%のプラス寄与となった一方で、クリーンエネルギー関連株式については-0.57%の寄与となりました。その他、米国不動産関連株式は0.73%、世界不動産関連株式は0.05%、インフラ関連株式は0.07%のプラス寄与となりました。不調であった貴金属に関しては、金が-1.44%、銀が-0.07%の寄与と金の下落が顕著となりました。また、米国国債金利が大幅に上昇した影響を受け、米国物価連動債については-0.26%の寄与となりました。
なお、インフレヘッジ・ポートフォリオの参照指数である輸入物価指数は前月比4.13%の上昇となっています。また、当月においては、リアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。
1月に引き続き、新型コロナウイルスワクチン接種の拡大に伴い、経済の正常化への期待が高まる中、物価は総じて上昇した。
先月は米ドル建てはマイナス推移、円建てともにプラス推移でしたが、今月はどちらも上昇しています。インフレヘッジ・ポートフォリオは米ドルベースで0.76%下落し、円ベースでは2.54%上昇となっています。
こちらもリアロケーションによるポートフォリオの変更はありませんでした。
全体のポートフォリオに対して1割程度で推移しているインフレヘッジセクターは、米国リート・不動産株のXLRE、金のAIU、エネルギー関連株式のIXC、物価連動国債のVTIPの4銘柄の保有となっています。こちらも特に保有銘柄の変更はありません。
各機能ポートフォリオの累積収益率
円建てとドル建ての両方の資産収益率の比較です。
トータルでは、円ベースで前月から続伸、含み益も17%に迫ってきました。まだまだ売却は行わずに様子見を続けています。
※上記の各機能ポートフォリオのパフォーマンス及び運用状況に係るコメントは、当月1ヶ月間を通じた弊社モデルポートフォリオのものです。モデルポートフォリオは、THEOの運用方針に基づき、弊社が実際に運用しているものです。各機能ポートフォリオは、300万円以上の資産残高となっています。モデルポートフォリオのパフォーマンスは、配当再投資、運用報酬控除前、税金・取引手数料控除後で計算されています。THEOのお客様のポートフォリオのパフォーマンスは、運用報酬控除後、取引手数料は無料で計算されます。また、月中の入出金や資産残高によっても、そのポートフォリオはモデルポートフォリオとは異なりますので、その運用結果は同一とはなりません。その旨ご留意ください。
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