こんばんは。
先日、ウェルスナビのAGGから源泉税の還付を受領していましたが、THEOのHYGからも同じような配当税還付を受領がありました。
THEOでの配当税還付は以前にも何度か受領をしていましたが、いまいち分かっていない部分もあったので、今回もう一度ネットで調べながら確認しました。
HYG iシェアーズ iBoxx 米ドル建 ハイイールド社債から配当税還付を受領
304-HYG iシェアーズ iBoxx 米ドル建 ハイイールド社債
iシェアーズiBoxxハイイールド社債ETF(iShares iBoxx High Yield Corporate Bond ETFF)は米国籍のETF(上場投資信託)。米ドル建てハイイールド社債で構成される指数に連動する投資成果を目指す。
HYGのチャートは毎月定期的に分配金を頂けている銘柄です。今回は現地基準日がそれぞれ2018年2月から6月を除く11月まで9ページの明細を受領しています。それぞれ左下には配当税還付と書かれてあります。これは昨年の2018年分の配当税還付ですね。THEOさんはHYGをしばらく保有していましたが、2018年6月と12月にそれぞれ売却して保有口数が0となっていたので、6月と12月が抜けているようです。
今回の配当税還付は Qualified Interest Income (QII)
今回の配当税還付は以前にも調べたこともあるQII (Qualified Interest Income)に基づく還付税のようです。
THEO[テオ]実績公開中。QII (Qualified Interest Income)という税率調整制度に基づく還付がありました - じゅん@投資家志望の投資日記
isharesのサイトに行って調べてみたら、下記のPDFのリストの中にHYGがあることも確認できました。
American Jobs Creation Act Qualified Interest Income (QII) Percentages for the iShares Funds (2018)
Certain iShares Funds generate qualified interest income and short-term capital gains that may be exempt from United States withholding tax when distributed to non-U.S. holders. The U.S. tax law
permits a regulated investment company (“RIC”) to designate the portion of distributions paid that represent interest-related dividends (commonly referred to as qualified interest income) and shortterm capital gain dividends as exempt from U.S. withholding tax when paid to non-U.S. shareholders with proper documentation.The distributions that have been identified by the iShares Funds as exempt from U.S. withholding tax are disclosed in the table below. The information is subject to change. We recommend that you
consult a professional tax adviser for further information.
アメリカの雇用創出法適格所得(QII)iシェアーズ基金の割合(2018年)
一部のiシェアーズファンドは、米国外の保有者に分配された場合、米国の源泉徴収税が免除される可能性のある、適格な受取利息および短期キャピタルゲインを生み出します。 米国の税法
米国外の株主に支払われた場合に、米国の源泉徴収税の免除として、利息関連配当(通常、適格受取利息と呼ばれる)および短期キャピタルゲイン配当を表す支払分配金の一部を規制投資会社(「RIC」)に指定することを許可する 適切な文書を使って。iShares Fundsによって米国の源泉徴収税が免除されていると識別された分配は、以下の表に開示されています。 情報は変更されることがあります。 私たちはあなたをお勧めします
詳細については、プロの税務顧問に相談してください。
以前調べた際には最後は分かったような分からなかったような微妙な感じだったんですが、今回も同様、いまいちピンとこないですね(笑)。
ネットで改めて調べてみるとすごく分かりやすく書かれてあるブログがありました。
QII (Qualified Interest Income)とは
安房さんの海舟の中で資産設計を ver2.0に分かりやすい説明がありました。
以下、海舟の中で資産設計を ver2.0 BNDから還付金受領したので内容調査。…そうか、「米国源泉の金利は米国内で非課税」からくるものってことねより引用させてもらいます。
これは、米国非居住者に所定の利息相当額を分配する場合には米国内で非課税になる、という制度で、これのために一旦徴収した税を還付したということです。
そもそも、米国の税法では、非居住者は米国源泉の利子所得には非課税となっています。(「利率が債務者の売上や資産価格などに連動しないこと」など、所定の要件を満たした"portfolio interest"と呼ばれる利息が対象)
ところが、直接債券投資をすれば非課税になるものを、ファンド経由で投資することで話が変わってしまいます。
ファンド(Resistered Investment Companies:RICs)が間に入ると、ファンドでの収入がportfolio interestであっても、そこから投資家への分配は配当所得扱いになってしまうため、源泉徴収を免れなくなってしまいます。
そこで、以下のどれかにあてはまるものをQuality income Interestとし、配当金のうちQIIに由来する部分については非課税にする、ということになりました。
・発行から183日以内に償還する割引債の割引額
・登録・記名式の債券の利息
・預金利息
・他のRICsからのQII由来の配当なお、portfolio interestに該当しないものは弾かれますから(そもそもがportfolio interestの処遇を債券直接投資家とファンド投資家とで不公正を是正しようというものである以上、portfolio interestに該当しないものに手を煩わせる理由がない)、当然米国以外の債券は対象外となり、また業績連動型などはやはり弾かれます。
直接債券投資をすれば非課税なのに、ファンド経由であれば源泉徴収されるため、その不公正さを是正するための還付とのことです。ありがとうございます。安房さんのブログですっきり解決しました。
THEOで取引をしていなかったら、知らない知識でした。引き続き、来年も配当税還付を受けるべく、コツコツ積み立て頑張りますよ(*´ω`*)
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