こんばんは。
電子交付書類が貯まっていました。毎月コツコツ積み立てている投資信託の運用報告書です。
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>シリーズの国内債券インデックスファンドとグローバルリートインデックスの2銘柄からの運用報告書です。それぞれ2021年11月22日決算となっています。
いつものように中身をサクッと確認します。
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド
運用経過
騰落率:43.9%
現在SBI証券で保有している25銘柄中、成績は上から9番目。前回から10もランクアップしています。三菱UFJ国際-eMAXIS先進国リートインデックスからスイッチングして積み立てを継続していますが、現在は損益27.18%と年初の暴落を受けてもまだまだ含み益で推移しています。
前年の騰落率は前年は△15.0%でしたが、今年は43.9%と昨年はいい1年だったようです。
主な変動要因
基準価額の主な変動要因
ベンチマークであるS&Pグローバルリートインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目標に運用を行った結果、当期の基準価額は上昇しました。詳しくは後掲の「グローバルリート市況」をご参照ください。
グローバルリート市況
当期のグローバルリート市場は期初から1月中旬にかけて、米大統領選が終了したことによる追加経済対策への期待感や金融緩和の長期化観測などが上昇要因となった一方、新型コロナウイルスの感染再拡大に対する懸念などが上値を抑え、もみ合う展開となりました。しかし、その後は経済協力開発機構(ОECD)が2021年における世界の経済成長見通しを上方修正したことやワクチン接種の進展から経済活動正常化への期待感が高まったこと、米連邦準備制度理事会(FRB)がテーパリングを急がない姿勢を示したことなどを背景に、9月上旬にかけてグローバルリート市場は上昇基調となりました。9月中旬以降は中国の不動産大手である中国恒大集団の債務問題を巡る不透明感の高まりなどから投資家のリスク回避姿勢が強まり株式市場とともに下落しましたが、当期末にかけては米国における過度なインフレ懸念の後退から金利低下が好感されたことや市場予想を上回る企業の好決算が続いたことを背景に株式市場が上昇しグローバルリート市場も連れ高となり、結局、前期末と比較すると大幅に上昇して当期末を迎えました。
上げ下げあったものの、結局は大幅に上昇したという結論ですね。テーパリングを急がないことが上昇要因であれば、今年は下落要因としてテーパイングが続いていきそうですね。
今後の運用方針
今後の運用方針■当ファンド
マザーファンド受益証券への投資を通じて、実質的に日本を除く各国の金融商品取引所に上場(これに準ずる市場で取引されているものを含みます)しているリートに投資することにより、ベンチマークの動きに連動する投資成果を目標に運用を行います。
■マザーファンド
日本を除く各国の金融商品取引所に上場(これに準ずる市場で取引されているものを含みます)しているリートを主要投資対象とし、ベンチマークの動きに連動する投資成果をめざして運用を行います。
1万口当たりの費用明細
2020年11月21日から2021年11月22日までの運用コストです。
信託報酬は0.297%以内/年となっていますが、売買委託手数料、その他費用等がかかり実質コストは0.431%/年。信託報酬自体も若干上振れしていますが、それ以外の手数料がさらに上振れしていますね。
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド
運用経過
騰落率:△0.4%
こちらもSBI証券で保有している25銘柄中、成績は下から4番目に低迷しています。
株式市場が不調なときは総じて上位にいることの多い国内債券インデックスファンドですが、直近は数少ない含み損銘柄となっています。
現在は△0.94%の含み損推移中ですが、昨年も損益はぎりぎりのところを推移しています。
主な変動要因
基準価額の主な変動要因
<上昇要因>
・ 3月上旬から8月上旬にかけて、国内景気の先行き不透明感の継続や感染力が強い新型コロナウイルスの変異株(デルタ型)の感染拡大による不透明感から金利が低下(債券価格は上昇)したこと
<下落要因>
・ 1月中旬から2月末にかけて、日銀が3月の政策点検で長期金利の変動幅の再拡大を検討しているとの報道に加えて、米国における新型コロナウイルスワクチン接種の進展や巨額の財政出動による米景気回復期待に支えられ金利が大きく上昇したこと・ 9月上旬から10月下旬にかけて、米金利の上昇が継続したことに加え、菅前首相が辞任を表明したことにより自民党総裁選がスタートする中で、積極財政に伴う国債増発懸念の高まりなどから金利が上昇したこと
今年ももちろん、話題の中心は新型コロナウイルスです。
上昇も下落もいずれも新型コロナウイルスにおける金利動向に左右されています。
今後の運用方針
今後の運用方針
■当ファンド
マザーファンド受益証券の組入比率を高位に保った運用を行いました(ただし、当ファンドから信託報酬等の費用を控除する関係などから、当ファンドの収益率はマザーファンドとは必ずしも一致しません)。
■マザーファンド
ニッセイアセットマネジメント株式会社と株式会社ニッセイ基礎研究所が共同開発したクオンツモデルを利用して、ポートフォリオのデュレーション、残存期間別構成比(短期・中期・長期・超長期の構成比)等を調整し、ベンチマークの動きに連動する投資成果を目標に運用を行いました。
当期も上記クオンツモデルに基づき、ポートフォリオのデュレーション、残存期間別構成比がベンチマークに対しおおむね中立となるよう、適宜売買を実施しました。
1万口当たりの費用明細
2020年11月21日から2021年11月22日までの運用コストです。
信託報酬は0.132%以内/年となっていますが、売買委託手数料、その他費用がかかり実質コストは0.134%でした。信託報酬は0.133%と上振れていますが・・・。他の保有銘柄より格段にコストの安いファンドとなっていますが、含み損圏内で推移している状態です。
毎月の積み立て投資信託は年初からほとんどの銘柄が下げ続けていますが、下げているときは安く積み立てられるタイミングと考えてせっせと積み立てるだけです。
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