こんばんは。
『THEO×IFAセミナー』が福岡初開催ということで、土曜日にセミナーに参加してきました。セミナーの事前告知の内容はこちらです。
大人気『THEO×IFAセミナー』 福岡初開催!
『人気IFA』に学ぶ “人生100年時代“に知っておきたいお金の話
いつもTHEOをご利用いただきありがとうございます。
ご好評いただいている「THEO×IFAセミナー」を2019年11月9日(土)に福岡にて初めて開催いたします。
今年の6月、金融庁金融審議会の市場ワーキング・グループの報告書が世間を賑わせました。「年金が2, 000万円不足」 という問題の部分がセンセーショナルに報道されました。しかし、 教育資金やマイホーム資金など、「 老後資金よりも前に考えておくべきお金のこと」 はたくさんあります。
「将来のお金に関するモヤモヤ・不安」を感じていらっしゃる方は多いと思いますが、「 何をしたらいいかわからない」「 誰に相談したらいいかわからない」 と言う方は多いのではないでしょうか。
そのために、「将来のためのお金をしっかりと貯めていく(増やしていく)ための具体的な方法についてプロから学べる機会」 をご用意しました。
今回セミナーで共同開催します「投資のいろは塾」の菅原様はIFAと呼ばれる金融商品仲介業です。これは、独立・ 中立的な立場から資産運用のアドバイスを行う専門家で、 日本では「独立系ファイナンシャルアドバイザー」 とも呼ばれています。
人生をさらに充実したものにするために、この機会に、将来のお金について考えてみませんか。 ぜひお気軽に参加ください。
ロボアドバイザー THEOの口座開設はこちらから
『THEO×IFAセミナー』
第1部の講師はTHEOの社長の中村仁氏でした。
始まる前って資料をめくる音しか聞こえない(笑)。 pic.twitter.com/XztleSiwq2
— じゅん@投資家志望 (@jun_0017) November 9, 2019
1番乗りグループで到着して、しっかりとお話を聞いてきました。
第一部【ロボアドバイザーTHEOが実践するプロレベルの資産運用とは】と第二部【資産運用の本当の目的とは】の2部構成。2時間ほどのセミナーでしたが、個人的には実際に運用している第一部のTHEOについてのお話に期待をしていました。
THEOについてのセミナーの内容を備忘録として、整理したいと思います。
はじめに
ここではTHEOの代表取締役社長の中原氏が今回のセミナーを開くに至った理由をお話されていました。
お金の健康診断というサービスでお金に悩んでいる方とお金の悩みを解決できるIFA、FPの方をマッチングするサービスを行なっているとのこと。
そこで資産運用については一人でネットだけではなかな分からない、相談をしたいというニーズが強い。また、THEOのサービス自体にも相談をしたいという声があるが、お金のデザインは営業部隊を持ってはいないので、IFAの方々と提携して一緒にセミナーを共同開催しようということで行なっている、とのことでした。
第一部【ロボアドバイザーTHEOが実践するプロレベルの資産運用とは】
中村氏の自己紹介。
お金のデザインの代表、野村證券の出身で3年支店勤務、2008年6月から2年間ニューヨークでリサーチ研究員、その3ヶ月後にリーマン・ショックが発生。
フィンテックのきっかけはリーマン・ショック。金融機関から離職した人がテクノロジー分野に行った結果生まれている。フィンテックが生まれたときにニューヨークにいたとのこと。
その後、本社勤務で野村證券の現社長直下で自由人と呼ばれ、年間上限予算なしで好きなときに勝手に好きな国に行って出張してリサーチしていいと言われ、3年間世界各国の金融を勉強して、野村證券の5年後、10年後はどうあるべきか、ということを思い描いていた。
その後3年間、京都支店で上場会社のオーナーを担当していた。
お金のデザインに入ったきっかけは、マネーフォワードの創業メンバーは全員創業前から友人で、その関係からお金のデザインの創業者を紹介され入社したとのこと。
お金のデザインについて
お金のデザインのミッションは「人とお金の新しい関係を作る」ということ。
・人にとって本当に”使いやすい”を創る
・お金に支配されるのではなく、”人がお金をコントロールする状態”を創る
・人がお金を通じて”新しい世界とつながる道”を創る
ベンチャー企業として100億円近く資金調達をしている。
創業時代は東京大学と京都大学。両校と共同研究を今でも行なっている。
その後、ベンチャーキャピタルから出資、金融機関、事業会社と事業提携を含めた出資実績。これはTHEO+のサービスの実施のことですね。
2018年6月11日に経産省が支援する「J-Startup企業」に認定、世界と戦えるベンチャーかどうか、ということを基準に選定されたとのこと。
実際にTHEOはすでにマレーシア進出し、マレーシアの金融ライセンスを得て、MyTHEOというロボアドバイザーを展開図みとのこと。
また、日経新聞社のNEXTユニコーン調査で、未上場の時価総額ランキングにおいて、お金のデザインは20位に位置している。
ここまで話を聞いて、THEOに投資をしたい気持ちにもなってきましたよ(笑)。
THEO[テオ]について
投資リスクを抑える3つの基本について。
・長期
・積み立て
・分散
この3つの基本は言うのは簡単だが、実際に世の中が動く中でどうやって長期間運用を維持すればいいのか、いくら積み立てるのか、何に分散投資をすればいいのか、言葉以上に難しい。
そして資産運用で重要なのは複利運用の効果をいかに取るのか、やるのであればできるだけ早くスタートをすること。遅くなればそれだけ、積み立てる金額が増え、積み立てる期間が短くなることになる。
資産運用は思い立ったら始める、複利の効果を得るのが鉄則だが、これをやろうとすると難しいという中で、THEOサービスがある。
THEOとはAI搭載のロボアドバイザー、1万円から、スマホで始めるおまかせ資産運用
・スマートベータ戦略
・毎月のリバランス
・税金の自動最適化
・手数料業界最低水準
・長期積み立て促進の仕組み
・AIアシスト搭載
口座開設10万人、預かり資産はTHEO、THEO投信、MYDCを含め550億円。
ネットではロボアドバイザーは色々なことを言われているが、個人では絶対にできないことを提供するということを付加価値と考えている。THEOの仕組みをこのコスト感で個人がやるのは不可能と思っている。
THEOのサービス
5つの質問に答えると、231通りの運用プランから最適なポートフォリオが提案され、資金を入金したら運用が開始され、その後は何もしなくてもよい、というサービス。
5つの質問から231通りのプランがどうやって分かるのか
5つの回答だけ判断をしているわけではなく、回答の相関関係等、裏のデータがあるとのこと。
市場が20%下げた場合どうするか?
→追加入金するという人ほど借金が多いというようなデータもあるとのこと(笑)。
本人の回答ですら実際には矛盾することもあり、確実に答えられる年齢、年収、金融資産額の関係性からリスクをどのくらい取れるのか等を考えてポートフォリオを提示しているとのこと。
THEOに込めた想い
絵が売れなかったゴッホを経済的に支えたのが弟のテオ。
顧客のテオになりたいという気持ちを込めてTHEOという名前をつけられている。
余談では、ゴッホの弟テオの子孫とゴッホ展の際に、グッズを渡したり、創業者がオランダに招待されたり繋がりができたとのこと(笑)。
THEO[テオ]が選ばれる理由
AIとは基本的にはデータをインプット、計算、アウトプットして学習させるという流れだが、それはある程度の法則の枠組みであれば、簡単にできる。AIの時代が来た、人間を超えていくと言われているが、AIがもっとも不得意な分野は金融分野とのこと。
予想外のことが簡単に起きる、人間が動かしている金融市場の分野においては、長期で資産運用を行う上でAIが理論を考えるということは不可能。決められた枠組みの中ではAIに人間は勝てないが、理論を考えるということは今でも人間が行なっている。
運用方針を磨く、運用チーム
理論を考えられる人材がどれだけいるか、ということが資産運用会社にとって重要な一つ。
加藤康之氏。
(株)野村総合研究所システムサイエンス部長、海外拠点、野村證券(株)金融工学研究センター長等を経て、同社執行役。2011年に京都大学大学院教授。2019その他に、首都大学東京特任教授、京都大学客員教授、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)経営委員会、証券アナリストジャーナル編集委員会等。著書に「高齢化時代の資産運用手法」、「初心者のための資産運用入門」、「ESG投資の研究」、「アジア太平洋地域におけるETFの出現」など。
年金の運用とTHEOの運用を見ている。日本国の年金は日本バイアスで国債等が入れられているが、忖度なしに国際分散運用をTHEOで監修しているとのこと。
1999年、バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現ブラックロック・ジャパン)に入社。2009年マネージング・ディレクター。科学的アクティブ株式運用部門にて、日本株式の銘柄選択モデルの開発・運用及び株式定量運用(クォンツ)全般を統括。現在、東京大学大学院経済研究科にて日本経済の研究も行う。2018年3月お金のデザインに入社し、2019年3月に執行役員投資プラットフォーム責任者に就任。
大きな資産を動かし、市場の怖さを知っているマット氏をヘッドに据えて、加藤氏の理論を、テクノロジーを用いて実装しているとのこと。
Wノーベル賞理論
・現代ポートフォリオ
リスクを抑えながら一定のリターンを期待するうえでは、ポートフォリオとして多数の銘柄や複数の資産に分散投資するのが有効である
どのロボアドバイザーにも取り入れられている理論。資産運用を行ううえで主流となっている理論。
・資産価格の実証分析
銘柄の時価総額や割安度など、市場以外の要因にもリスクプレミアムが存在することを証明
「Wノーベル賞理論」がすごい|知ってトクするTHEOと資産運用の話 THEO Guide テオ・ガイド
インデックス投資は素晴らしい。
ただ、インデックス投資をロボアドバイザーでしたところで、必ず運用報酬分がマイナスになる。アクティブとパッシブを組み合わせたスマートベータという理論に繋がっている。
機能的ポートフォリオによるアプローチ
・株を中心としたグロース
・債券を中心としたインカム
・実物資産を中心としたインフレヘッジ
「機能ポートフォリオ」がすごい|知ってトクするTHEOと資産運用の話 THEO Guide テオ・ガイド
資産三分法と言われる手法だが、THEOではそれぞれ一つ一つ別の理論でそれぞれのポートフォリオを作って合体をさせている。
分散投資において、鳥の巣理論(1つ鳥の巣に3つの卵をまとめて置かずに、3つの鳥の巣に1つずつ卵を置くというように分散をすること)があるが、リーマン・ショックの際には木が揺れて3つの鳥の巣が同時に落ちるような状況になった。
そこで1つの木に対して1つの鳥の巣に1つの卵を置くように、グロース、インカム、インフレヘッジ、それぞれの理論を使って組み合わせているとのこと。
グロース:
最小分散法。株式を長期的に保有するためには変動幅を減らし、リスクパズルに基づき、リスクを抑えてポートフォリオを組む。
インカム:
条件付きバリュー・アット・リスク。最大リスクを見据えた上で、リスク管理を行い、米国債のみではなく、さまざまな債券を購入し利率を上げることを行っている。
インフレヘッジ。
物価と連動しつつ、他のポートフォリオとの相関関係を低くするようリスクコントロールを行なっている。
きめ細かい運用
海外に上場しているETFのみを購入している理由は
・国内ETFではコストが高い
・国内ETFでは流動性がない
海外のETFの米国中型の割安株、中型の成長株、大型の割安株のように細かく分けて購入している。その結果、世界86カ国、11,000銘柄への分散投資と同じ効果が得られている。
スマートベータとは何か
パッシブ運用とアクティブ運用のちょうど中間に当たるもの。
市場の動きに加え、特定の時価総額や価値を元に指数化したものに基づき運用を行う。
「スマートベータ」がすごい|知ってトクするTHEOと資産運用の話 THEO Guide テオ・ガイド
インデックスよりもパフォーマンスが上回るという仮説のもと、インデックス投資に勝つためにTHEOはスマートデータを取り入れている。
毎月のリバランスで本当のおまかせ運用
リバランス:
投資配分を資産運用方針に合わせて元に戻す
リアロケーション:
投資するETFとそのETFとその配分を見直す
リクリエーション:
市場の変化に合わせて配分見直しを行う
リプロファイリング:
年齢に合わせて投資配分を更新する
「リバランス」がすごい|知ってトクするTHEOと資産運用の話 THEO Guide テオ・ガイド
これらリバランス等を相対的に高くなったものを売って、安くなったものを買うように、売買を使って行う。年間に100トレード程行なっているが、海外ETFを同じようにネット証券で個人で購入しても1%の手数料ではできないことをTHEOでは実現している。
税金自動最適化
実現利益と実現損失の2種類の取引により、年に2回相殺を行い、税負担の軽減を行う。
これを行なっているロボアドバイザーはTHEOのみとのこと。
THEO AIアシスト
世界中のニュース/ブログ/SNSといった膨大な支援言語情報から作成される市場心理指数と市場データを元に、機械学習アルゴリズムが、投資対象銘柄またはポートフォリオが一定期間後に大きく下落するかどうかを判断します。
「AIアシスト」がすごい|知ってトクするTHEOと資産運用の話 THEO Guide テオ・ガイド
京都大学と共同開発。
リーマン・ショック以降の上げ相場では分かりにくいが、リスク管理を徹底して行なっているTHEOは下げ相場でクッションになり、一定の効果が出ていると考えている。
業界最低水準の手数料で長期積立投資をサポート
段階手数料のように、積立投資、長期投資を行なっている人には還元という形で手数料引き下げを実施。
今回で終わりではなく、今後も進化させていく予定とのこと。
パフォーマンス
2016年2月から運用実績。
グロース59%、インカム30%、インフレヘッジ11%の平均的なポートフォリオのパフォーマンスは、LGP、ICP、IHPのインデックスに対して、トータルリターン(手数料控除後)は26.4%、インデックスの22.5%を3.9%上回る結果とのこと。
今のところはインデックス対してそれなりにいいパフォーマンスが実現できている。将来も同様とは言えないが、今後も継続して資産運用のお役に立てれば、とのこと。
最後に
いやー、思いの外長文になっちゃいました。
THEOは2016年8月から当初10万円入金、その後毎月1万円をコツコツ積み立て、長期分散投資をお任せしています。ウェルスナビとも比較されているTHEOですが、自分はウェルスナビを解約してロボアドバイザーはTHEOに一本化しました。
実際のTHEOの売買や分配金の受領は、こちら細かく更新しています。
1%の手数料は高いと言われますが、今回のセミナーで少しその価値観は自分の中で変わったように感じます。積み立て投資を実施している場合に限りますが、入金額に応じて段階的に手数料が引き下げられ、個人的には現在0.9%の手数料ですが、0.8%ももう目の前です。
今後も引き続き、コツコツ継続していきますヾ(*´∀`*)ノキャッキャ♪
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